【Tenasoxアスリートレビュー】アイアンマンみなみ北海道完走の武井さんが語るTenasox

【Tenasoxアスリートレビュー】アイアンマンみなみ北海道完走の武井さんが語るTenasox

トライアスロンの中でも最も過酷な距離に挑む「アイアンマン」。3.8kmのスイム、180kmのバイク、そして42.195kmのラン。極限状態のアスリートにとって、ギアの一つひとつが勝敗、いや完走そのものを左右します。

数多のブランドの中から、なぜTenasoxを選んだのか。アイアンマンジャパンみなみ北海道をTenasoxと共に走破したトライアスリート、武井さんの言葉から、そのリアルな価値を紐解きます。

「ちょうど良いソックス」すべての始まりは、直感だった。

僕はプロでも元プロでもない、いわゆるエイジグルーパーです。だからこそ、様々なギアを自分の感覚で試してきました。ソックスに関しても、これまではサポート機能が強く、締め付け感のあるものが良いと信じ、履いてきました。

Tenasoxを最初に手に取った時、正直「少し薄いかな?」と感じました。しかし、足を通した瞬間にその考えは消え去ります。最初に感じたのは、「これは普段履きもできるな」という親しみやすさでした。安っぽさのない生地感とデザイン、絶妙な丈。何より、締め付けが強くないのに、踵がすっぽりと収まり的確にサポートしてくれる感覚があったのです。

アスリートは、最終的に理屈ではなく自らの感覚を信じるもの。このソックスは信頼できる、と直感しました。

「ストレスゼロ」という価値。

本格的にトレーニングで使い始めると、その直感は確信に変わりました。最も驚いたのは、本当に「ズレない」こと。180kmのバイクでも、ロングランでも、一度もソックスがずり下がってくるストレスがなかった。これはアスリートにとって、計り知れないアドバンテージです。

生地の薄さも、タイトなバイクシューズの中では完璧でした。夏場のトレーニングでは頻繁に水を浴びますが、水はけが良くすぐに乾きます。

結局、私たちがギアに求めているのは「ストレスがゼロ」であること。レース中、ソックスの心配など一瞬たりともしたくない。Tenasoxは、その当たり前で最も難しい要求に、完璧に応えてくれました。

「レース本番、気持ちを上げてもらった」

そして迎えた、アイアンマンみなみ北海道本番。バイク180kmを終えて、心身ともに削られた状態で最後のランパートへ向かうトランジション。ここでTenasoxに足を通した時、心がリフレッシュされるのを感じたのを鮮明に覚えています。

「よし、行くぞ」と。

デザインが気に入っているから、純粋にテンションが上がるんです。このメンタルへの影響は、数値では測れないけど間違いなくパフォーマンスの一部でした。

レース中は何度も水を浴びて、シューズの中は完全に水没状態になりました。普通ならマメができてもおかしくないですが、最後までノントラブル。爪へのダメージもゼロ。結果的に、痙攣の不安もなく、最後までイーブンペースで押し切ることができました。僕の練習の成果であることは大前提ですが、ソックスへの不安が一切なかったことも、この結果に繋がったと断言できます。

Tenasoxへの期待

レースを走り終えて、Tenasoxは僕の中で最高のギアとなりました。過酷な挑戦を、文字通り足元で支えてくれた存在です。

だからこそ、今後の製品にも期待してしまいます。スタイリッシュなレースシューズに映える、攻めたカラーリングのモデルなど。このクオリティとデザイン性なら、絶対に良いものができるはずです。

アスリートとして、ブランドのこれからの進化を、心から楽しみにしています。

武井 蓮

※上記は個人の感想です。マメの発生など、製品の着用感には個人差があります。

※画像内のモデルは、当製品の上に他の衣類を重ねて着用しております。